大幡合社祭り(5月3日)
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 むかし猿鬼という怪物がいて、山から下りてきては人畜に被害を及ぼしていた。これを見た大幡山の神様が一策考え、峰々に五色の旗を立てて鬼の興味を引き、本江村まで誘い出して農民の人たちの協力のもと退治した。その後この地に社を建て、近郷9ヵ村が氏神を渡御したのが始まり。

 午後2時頃より各地区(本江・渡合・仁行・中・興徳寺・長沢・小泉・打越・熊野)の神輿が繰り出し、3時頃各地より大幡神社に集合その後、境内で小泉の獅子舞が猿鬼退治の様子を舞う。

☆2:30 各地区より神輿が動きだす
☆3:00 神輿が大幡神社に集合
☆3:15 獅子舞が舞われる
☆4:00 それぞれの神社に帰り終る

《山崎 宗弘 TEL 26-1505》












































 
ワカメ干し(5月初旬)
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 七ツ島で採取された天然ワカメの天日干し作業が、初夏の風物詩として親しまれている。

 ウェットスーツを着込んだ海士町の海女さんが、まだ冷たい海底へ潜り手掴みで取り、2日間ほど天日乾燥する。

 取れたてのワカメを軽く水でもんで干すと黒くバリバリのおいしいワカメになり1kg当たり4〜5千円という高値で朝市で売られる。







































 
高洲山山開き(5月8日)
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 奥能登最高峰、高洲山(567m)の山開きが行なわれる。同山は新第三紀中世の石英安山岩質火砕岩、溶結凝灰岩、玄武岩類からなる。

 古くから外界航路の目標であり、また信仰の山としてもよく知られ山頂付近にはかつて高洲五社権限の奥院薬師堂があり、土地の人はこの山のことを嶽山(だけやま)と呼んでいる。

 山開きのこの日、午前10時頃山頂で、午後1時頃ふもとでそれぞれ1ヵ月遅れの花祭りと山の安全を祈る祈願祭が営まれる。

 山頂には航空自衛隊のレーダーサイトやテレビの中継所があり、車で入山する際は、自衛隊の許可が必要となる。

《高洲神社宮司 水上光麻呂 TEL 22-1678》











































 
麒山祭(5月11日)
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 “ひろきの嶮”とか“能登の親不知”と呼ばれた曽々木・真浦間の悪道を切り開き、現在の「波の花道」400mを13年間(1780〜1792)かけて、造った海蔵寺八代住職・麒山端麟和尚遺徳をしのぶ供養祭。

 現在でもこの辺りを「八世」と呼んでいるのは、麒山和尚が海蔵寺の八代住職であったことと、波が岩に激突する波瀬という地形であることから名付けられた。

 午後8時すぎ、麒山像前(民宿菊田屋横)から赤いちょうちん行列が始まり、福ヶ穴へ移動した後祈願札を火中に投じる護摩焚きが行なわれる。ここでは見物人に紅白の餅が振る舞われたり、「八世太鼓」が披露されたりする。 《曽々木観光協会 TEL 32-0408》












































 
バードウォッチング[舳倉島](5月連休)
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 10日からの愛鳥週間を前に舳倉島は連休を利用したバードウォッチャーで賑わう。長崎・対馬に次いで渡り鳥の多い島で約290種類が確認されていて、秋(10月上旬〜)も県内外の客で賑わう。












































 
千枚田の田植え(5月上旬)
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 白米町の千枚田では、5月の初め田植えが始まる。国道から下の水田は3.3u程の小さなものもあり、あぜ道の幾何学模様が有名。9月上旬が稲刈のピークになる。












































 
舳倉島のハマウド群落(5月中旬)
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 舳倉島では、初夏を彩るハマウド群落の白い花が観光客等の目
を引く。この草は多年性草木で、この時期1mくらいだが8月頃になると2mにも成長する。風が強いため低木が多い島の樹木の中、抜きんでているため、沖から見ると島が雪に覆われてたように見える。

 10年ほど前までは、枯れ木を燃料に使うなど利用価値があったが、電化などが進んだいまではまさに“うどの大木”でしかなく、利用度がないものの自然保護の考えから放置されている。












































 
舳倉島ヤブ蚊退治(5月中旬)
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 夏の舳倉島の悩みの種であるヤブ蚊の一斉防除が中旬に行なわれる。

 同島のヤブ蚊はヒトスジシマカやアカイエカで、布地の上からでも刺し大きさも普通のシマカの倍以上もある。防除は地元青年団が中心になって雑草地などに薬剤を散布する。ただし島の北側の岩場にある海水や雨水の溜りに関してはボウフラの発生源ではあるが、同時に野鳥の格好の水のみ場でもあるため、野鳥保護の立場から散布を除外している。












































 
朴葉めし(5月)
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 ホウ葉は、山地に自生するモクレン科のホウの木の葉で、香がとても良い。その上にあつあつのご飯を広げ、きな粉をかけて包み、きれいなホウの葉の緑色が茶色になったら食ごろでホウの葉から何ともいえない良い香と甘味が出て非常においしい。昔は炭焼きの人たちの昼のお弁当としてよく作っていた。いまでも風物詩として田舎の方でよく食べられている。また、曽々木の体験実習館でホウ葉めし作りを体験できる。